茨城県知事選/橋本/大井川/鶴田/候補者の経歴やプロフィール政策比較(原発再稼動)選挙速報や支持政党についても調査
2019/09/10
2017年8月27日に投票日・開票日をむかえる茨城県知事選挙、現職の橋本昌さんの任期満了に伴う選挙です。
茨城県といえば、原子力発電所(東海第2原発)がある東海村があり、東海第2原発の再稼動が争点のひとつとして見られています。原発が再稼動されるかどうかは、東海村の住民だけでなく電気を利用している人々にも影響があります。
選挙権が18歳に引き下げられてから、初の茨城県知事選なので、ますます注目が集まりそうです。SNSでの選挙活動も重要になってくるはずです。
候補者の方々の経歴、プロフィールや政策についてや、原発再稼動についての考え方をまとめます。
今までクリーンな政治をしてきたのか、各候補者を支援をしている政党や政治家についてもきる限り調べてみました。
また、選挙当日の結果についても随時更新します。
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目次
投票結果速報
8/27 から随時更新します。
候補者氏名 得票数
- 大井川 和彦 497,361
- 橋本 昌 427,743
- 鶴田 真子美 122,013
大井川さんが接戦を制し、見事茨城県知事に当選されました。
投票率は 43.48% と高かったので、茨城県民の意識の高さが表れています。
候補者一覧
- 橋本 昌 71歳
- 大井川 和彦 53歳
- 鶴田 真子美 52歳
橋本さんは、現職の知事で6期24年も知事を務めてきました。県内に強い地盤を持っており、今回も再選するという声が強いようです。原発再稼動に関しては、反対の立場をとっています。
大井川さんは、東大から経産省を経て、一流IT会社(マイクロソフト、シスコ)の役員を務め、ニコニコ動画で有名なドワンゴでも役員を務めている実力者です。原発再稼動については、住民投票をすることも検討していると当初は発言していました。
鶴田さんは、ヴェネツィア大学に留学後、武蔵野音楽大学で非常勤講師を務めています。また、動物愛護団体のNPO法人(動物愛護を考える県民ネットワーク)の理事長で、共産党や社民党などの左よりの政党が支持しています。支持政党からもわかるとおり原発再稼動は反対です。
詳しくは、「プロフィール・学歴・経歴 支持政党」で。
プロフィール・学歴・経歴 支持政党
橋本 昌 (はしもと まさる)
生年月日:1945年11月19日(71歳)
出身地:茨城県那珂郡東海村
所属政党:無所属
支持政党:なし
学歴
- 茨城中学校
- 茨城県立水戸第一高等学校
- 東京大学法学部卒業
経歴
- 1969年自治省に入省。国土庁・消防庁で活躍
- 1993年自治省を退官
- 1993年茨城県知事選に立候補し当選。その後、6期24年の間、茨城県知事を務めている。
今回もし当選すれば、7期目の茨城県知事となります。
東大から自治省とエリートコースを歩んできました。官僚あがりで知事を24年も務めました。
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ホームページ:
http://h-masaru.com/profile/index.html
Twitter:
http://twitter.com/m_hashimoto_iba
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大井川 和彦 (おおいがわ かずひこ)
生年月日:(53歳)
出身地:茨城県土浦市
所属政党:無所属
支持政党:自由民主党と公明党が推薦
自民党と公明党から推薦されています。内閣改造後、少し支持率が回復した自民党からの推薦がプラスに働くかも注目したいです。
学歴
- 土浦市真鍋小学校
- 日立市立宮田小学校
- 茨城大学教育学部附属中学校
- 茨城県立水戸第一高等学校
- 東京大学法学部 卒業
- ワシントン大学ロースクール 卒業
東大卒業後、アメリカのワシントン大学のロースクールへ留学し卒業しています。
経歴
- 通商産業省 入省
- 経済産業省商務流通政策グループ政策調整官補佐
- マイクロソフトアジア 入社 執行役員
- シスコシステムズ合同会社 入社 専務執行役員
- 株式会社ドワンゴ 入社 取締役
経済産業省で官僚を務めその後、マイクロソフト、シスコシステムズという一流の外資IT企業で役員になっています。
シスコ退社後は、ニコニコ動画で有名なドワンゴの取締役を務めており、今回の選挙でどうやってITを活用していくのかが楽しみです。
昨年のアメリカ大統領選挙でも話題になったとおり、SNS の活用がキーだと思います。選挙権が18歳以上になったので、SNSネイティブの若い人たちの投票結果がより重要になります。
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鶴田 真子美 (つるた まこみ)
生年月日:(52歳)
出身地:兵庫県神戸市
所属政党:無所属
支持政党:日本共産党と自由党が推薦、社会民主党が支援、民進党の一部が支持
学歴
- ヴェネツィア大学 留学
- 東京外国語大学外国語学部イタリア語学科 卒業
ヴェネツィア大学には奨学金で留学しています。
経歴
- 日伊協会講師
- 聖徳大学、東邦音楽大学 非常勤講師
- 慶応義塾大学 非常勤講師
- 武蔵野音楽大学 非常勤講師(現職)
非常勤講師のほかにも、本の執筆や翻訳、NHKでイタリア語会話講師として出演したり監修もしています。
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http://twitter.com/turutaibaraki
Facebook:
http://www.facebook.com/npocapin
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政策比較
各候補者の政策を見ていきます。
原発再稼動について
原発の再稼動についてそれぞれの候補者の考え方です。
原発を再稼動をすることによって、地元の村民は雇用という意味では恩恵を受ける場合もあるので、一概に再稼動することが悪いとはいいきれないです。
橋本さんは、「認めない方向にかじを切りたい」と発言しており、原発の再稼動については反対です。
ただし、橋本さんを推薦している東海村の山田村長は橋本さんの原発再稼動に対する発言を批判しています。
大井川さんは、3月の立候補表明時には、再稼動の判断は住民投票で行うことを匂わせていましたが、今は原発再稼動には触れていません。今までの経歴からすると経営層視点で現実的な考え方をしそうです。
共産党など左よりの政党が推薦する鶴田さんは、再稼働阻止と廃炉を主張している。
原発をなくすためには廃炉が必要ですが、廃炉をするにはお金もかかりますし、安全に行う技術も必要になります。鶴田さんは、廃炉のリスクにも触れる必要があるかもしれません。
その他の政策・公約
候補者別に政策・公約をまとめます。
橋本昌さん 政策・公約
- 県民を最優先 (特定政党の言いなりにならない)
- 地方分権
- 金権選挙・政治は行わない(口利き、談合はしない)
新しさはないですが、長い政治生活を送っているにもかかわらず、クリーンな政治を明言しているのは好感が持てます。
大井川和彦さん 政策・公約
- 新しい産業集積作り (医療、IT、航空、宇宙など)
- 新茨城マルシェ計画 (茨城県の農作物のブランド化)
- ITを活用したテレワーキング
- 自然環境の保護と再生
- 介護・健康ビジネス特区構想
- ベンチャー創造計画
- 新茨城リゾート構想
- 女性活躍社会の推進
- グローバル社会で通用する茨城県の人材育成
- 子育て世代の医療費や教育費などの負担軽減
大井川さんはなんと言っても産業面の政策と、ITを活用した政策が強みです。「ITを活用したテレワーキング」を上手く推進できれば、東京への人材抽出も防げるかもしれません。
産業面だけでなく、医療分野でも発展させようという姿勢が見えます。人材育成や育児世代の負担軽減を謳っています。幅広い層からの支持を得られそうな政策です。
もしこの政策が上手くいけば、魅力度最下位の県から、魅力度1位の県を目指せると思います。
他の候補者と比べると具体的で内容が濃いので、詳細は以下を確認してください。
http://k-oigawa.jp/policy/
鶴田真子美さん 政策・公約
- 待機児童ゼロ (子育て支援を充実)
- 介護体制強化
- 徹底した情報公開
- 原発再稼動反対、廃炉も
- 犬猫殺処分ゼロ
社会福祉系の政策、原発再稼動阻止など支持政党からもわかるような政策を前面に打ち出しています。また、「犬猫殺処分ゼロ」は、鶴田さんの特長をあらわしています。
政治とお金の問題
いずれの候補者の方々も噂もほとんどなく、クリーンな政治家といえると思います。そもそも橋本さん以外は、選挙活動が初なのでなかなか情報は見つけられませんでした。橋本さんも前茨城県知事の方が汚職で辞職したあとの知事なので、お金には注意しているようですね。
最後に
なるべく最新の情報を更新します。選挙速報も随時更新予定です。