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アメリカデモ(2020年)原因や暴徒化内容や実情は?

2020/06/15

2020年5月25日にジョージ・フロイドさんが警官に殺害されたことが原因で、アメリカをはじめ、世界各国でデモ活動が盛んになっています。

今回は、デモの原因となった事件暴徒化してしまったデモの内容アメリカの実情についてまとめています。


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原因となった事件

2020年5月25日に黒人のジョージ・フロイドさんが、首を白人警官に押さえつけられ、窒息死してしまう事件が発生しました。

その様子を動画でとられていて、拡散されました。5月26日に現場近くで数百人がフロイドさんが動画内で言っていた最後の言葉「息ができない(I can't breathe)」と書いた紙を掲げ警察の暴力に抗議しました。

そもそも、フロイドさんが警官にとらえられた原因は店員がフロイドさんが使おうとしたお札が偽札ではないかと思い、警察に通報したことが事件の発端です。

逮捕に関わった警官4人は全員解雇。1人は第3級殺人罪で起訴されています。5月27日にはトランプ大統領がフロイドの家族にお悔やみを述べるツイートを投稿しました。

警官による射殺事件

また違う事件が発生してしまいました。追記:2020年6月14日

2020年6月12日にアメリカ南部のジョージア州アトランタで飲酒運転を摘発しようとした警官が、黒人男性を射殺する事件がありました。

アトランタでは13日には抗議デモが実施され、デモ参加者の中には事件現場の建物に放火するものまで現れてしまいました。

地元警察のトップは13日に辞任を表明し、事件に関与した白人警官2人のうち、発砲した警官は免職処分、別の警官は内勤に異動という処分が下されました。

飲食店の駐車場での職務質問からの事件となり、詳細が気になります。。

 

事件後のデモ - 暴徒化していく

抗議活動は5月27日からエスカレートして全米に拡大します。

5月28日には抗議デモが暴徒化してしまいます。参加者の一部がミネアポリスの警察署に放火して警察署が炎上し、ミネソタ州知事のティム・ワルツさんが非常事態宣言を出し、州兵を出動させて暴動をしずめました。

暴動はニューヨーク、カルフォルニアなどで連日発生して、全米の約140の都市で行われ、暴徒化した参加者がお店から略奪したり、パトカーへ放火したり、アスファルトを砕いて、砕いた石を投げつけたりと、当初の目的とかけ離れた形で、デモが行われてしまっています。

ジョージ・フロイドさんのテレンス・フロイドさんが6月1日に、 兄が死亡した場所で拡声器を使い「暴力的な方法ではなく平和的な解決をしよう」と涙ながらに訴えかけました。また、破壊行為を続ける人には「あなたたちがやっていることは何にもならない。そんなことをしたって、兄は戻ってはきません」といい、政治への参加で社会を変えること訴えました。

 

暴徒化したデモ活動

セントルイス市では6月1日に50軒以上のお店で略奪の被害にあい、4人の警官が射殺され、77歳の元警察署長の黒人男性が射殺されてしまいました。この黒人男性は、引退後も友人の店の見回りをして、抗議活動に便乗した10~20代の200人もの略奪者の襲撃を受けてしまいました。

この件をCNNが報じなかったFox Newsは指摘しています。(反トランプの姿勢を示しているCNNはデモ活動を美化しようとしていたといわれている。もともと黒人を擁護する論調でニュースを報じてもいる)

また、新型コロナの影響で失業した人も多くストレス、不平等を感じている人たちの怒りが形になってしまったのかもしれません。失業率は、有色人種の人たちのほうが高い傾向にあります。

 

デモの様子

デモ隊はI can’t breathe という死亡直前のフロイドさんの言葉や No justice No peace (正義なくして平和無し)、Black Lives MatterGood cops are dead cops(善良な警察官は死んだ警察官だけ)といった内容のプラカードが目立ちました。

※Black Lives Matterは黒人に対する暴力や人種差別の撤廃を訴える運動です。

トランプ大統領は暴動から全米に波及した破壊活動についてアンティファのせいだとTwitterに投稿しています。アンティファのTシャツは、日本共産党の方が該当演説中に来ていたりと、そちらも問題になりました。


6月7日のニュースでは、警官と、デモ隊がお互いの主張を理解し、握手する映像が流れていました。沈静化に向かうのかに注目しています。

 

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黒人差別が原因と思われる事件

今までにも、黒人が不当に警察にとらわれたり、殺害されてしまう事件がありました。

ジョージア州で、2月にジョギング中の黒人男性が射殺されてしまう事件があり、5月になって現場を撮影した動画がインターネットで拡散して、容疑者の白人父子が逮捕されたばかりでした。州都アトランタでは大規模なデモが起こり、一部が暴徒化してしまいました。

5月29日にはデモをあおる報道をしていたテレビ局CNNの本社が襲撃されてビルのガラスが割られるなどしてそれまでデモをあおるような報道をしていたCNNを暴徒化に関しては問題視するようになり、全国的にも無秩序化が指摘されるようになりました。

 

アメリカに4年ほど住んでみた感想

2005年の渡米前には、アメリカでは、人種に関係なく、みんな仲良くしているイメージでした。が、渡米して分かったことは、黒人の人、白人の人、ヒスパニック系の人、アジア系の人とコミュニティが違うので、想像していた、多種多様な人たちが仲がいいというものとは別物でした。

例えば、大学のキャンバスでは、黒人グループが休み時間に固まっていますが、そこにほかの人種の人たちはいません。私がそこにいると変な目で見られることもありました。気にしませんでしたが…

だからといって、仲が悪いわけではありません。取っ組み合いになったりするわけではないので仲が悪いわけではないのですが、「見えない壁」は確実に存在します。

当時、アメリカ中部の方に住んでいた日本人の友人は、ダウンタウンを歩いていただけで、ビールの瓶を投げられたりと、マイノリティに対する差別は、心の中だけでなく物理的にも感じることができてしまう国でもあることは事実としてあります。

ただし、他の植民地政策をしていた国よりも、住みやすいのではないかと思います。ヨーロッパでの差別のほうがひどいです。サッカーの試合を見てもらえばわかりますが、有色人種を馬鹿にしたようなチャントがスタジアムで合唱されてしまうこともたまにあるぐらい公然と差別行為が行われているのです。

今回の事件を発端に、人種差別について見直して、後世には平等で住みやすい世界になればいいと思います。

日本人は、隣国の、宗教差別(チベット、ウイグル)や香港のことも忘れずに自分のこととして考えていきたいですね。

 

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