ISとフィリピン軍がミンダナオ島マラウィ市で交戦中?!(2017年5月~)
2017/07/04
2017年5月下旬頃からフィリピン南部のミンダナオ島で、フィリピン軍とマウテ(IS系組織、武装勢力)と戦闘をしているようです。
残念ながら、日本のテレビを見ていてもなかなか報道されないので、先日ニュースを見てびっくりしました。
日本からフィリピンへは飛行機で4時間強ぐらいの距離です。日本からもバカンスで行かれる人も多いですし、便利さと安さで、韓国からゴルフに行く人も多いと聞きます。
そんな近くの国で戦闘が起きているのに、日本ではニュースになかなかならないのが不思議です。
ここまでのニュースをまとめてみました。
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マウテとは
マウテという武装組織を作ったのは、マウテ兄弟だそうです。マウテ兄弟は中東で働いていたときに過激派の思想に感化されて、
2012年にミンダナオ島にイスラム国家を建国することを目的としてマウイを設立しました。2015年の4月にはISに忠誠を誓ったそうです。
過激派の活動を強化させた原因は?
今までは、シリアで戦っていたフィリピン出身の過激派のメンバーがシリアから帰国したり、
インドネシアやマレーシアなどの隣国からもメンバーが集まってきているそうです。また、中にはロシアなど他の国の出身者もいるとこと。
シリアでは、ロシア、イラン、シリアやトルコとの戦闘で、ISの力が弱まっているそうですが、自分国に戻ってテロ活動を継続されてしまうようです。
戦争から帰ってきて経験をつんでいる人たちが多そうなので、政府も手を焼いているのでしょうか?ちなみに、フィリピンでは、90%を超える人がキリスト教で、イスラム教徒は約5~6%だそうです。
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ここまでの報道
2017年5月にマウテの戦闘員が、ミンダナオ島の西部にある人口20万人のマラウィ市を占拠。
5月23日にISのフィリピン支部の指導者がいるアジトに対し、フィリピン軍が奇襲攻撃を試みるが失敗。それをきっかけに戦闘に発展。フィリピン軍が空爆を開始。
6月17日、フィリピン軍が大規模な攻撃を展開。
マラウィ市の住人は大半は逃げることができたそうです。ただし、数百人は人質として捕らわれているそうです。
1ヶ月の間に約300人が死亡し、30万人の人が避難したそうです。
現地の人たちのことを考えると、早く落ち着いてほしいですね。
進展があれば追記したいと思います。
ロイターの記事;
http://jp.reuters.com/article/philippines-militants-idJPKBN1940LO