2017年衆議院議員選挙/結果予想と速報!希望の党が獲得する議席や小池百合子・安倍晋三の動きや解散理由も気になる!!
2020/05/25
2017年9月28日の臨時閣議で解散した衆院ですが、2017年10月10日に公示され、10月22日に投開票が行われます。
2017年衆議院議員選挙では、希望の党と小池百合子都知事の動向ばかりが、取り上げられています。気になるのは、実際の選挙結果だと思います。議席数や結果を予想してみます。
希望の党がどこまで議席数をとるのかに注目が集まっていますが、自民党は過半数をとれるのか、立憲民主党の議席も気になります。最新情報、速報も更新していきます。
前回の選挙結果も見ながら、2017年衆議院議員選挙を見ていきたいと思います。
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目次
2017年衆議院議員選挙の日程
- 9月28日 衆議院議員解散
- 10月10日 開示
- 10月22日 衆議院選挙の投開票
となっています。
北朝鮮の今の状態を見ると、この時期に選挙を行っても大丈夫なのか不安になりますが、防衛大臣など準備は怠っていないので、問題ありません。また、安倍総理とトランプ大統領は頻繁に連絡を取っているので、この間にアメリカの先制攻撃による開戦はないと思います。
2017年衆議院議員選挙は、国の方向性が決まる選挙なので、選挙権がある人は選挙に行きましょう。
解散理由
解散理由ですが、北朝鮮有事を想定して、時期を決めたようです。
北朝鮮との戦争に関係する日程です。
- 2017年11月6日 トランプ大統領が来日予定。
- 2017年10-11月 米中首脳会談
- 2017年11月 日米中ロ 間での首脳会談
開戦は、早くても米中首脳会談の後だと言われています。中国、ロシアと会談し、中国とロシアが北朝鮮への攻撃容認をすれば、一気に情勢は変わるはずです。中国もアメリカ軍と北朝鮮と戦う可能性もあります。つまり、この予定の中国、ロシアとの会談の後だと、いつ戦争になってもおかしくありません。
衆院選挙は、そういった状況で、集団的自衛権の行使をどの政権に委ねるか大事な選挙になります。森友・加計学園をごまかすための選挙ではなく、北朝鮮有事への対応を強く意識した選挙です。
論点となる政策
北朝鮮問題にからんで、安全保障問題が一番の争点になるはずです。安全保障を踏まえて憲法改正についても話が進むかもしれません。
安倍晋三さんは自由民主党の悲願である憲法改正を行いたいはずです。自由民主党は、そもそも自主憲法を制定するために結党されました。憲法改正には、自民党の他、小池さんの希望の党、維新の党は賛成です。後の左派政党は反対です。
他にも、本来増税に反対していた安倍さんですが、財務省に負けた形で、増税すると言っています。増税に関して再延期か凍結もあるとも匂わせてはいます。そもそも、増税する法律を民主党政権下で決定したので、立憲民主党(旧民進党)は増税賛成です。小池さんの希望の党は増税反対と言っています。小池さんは自民党の石破さんと同じく、昔は増税賛成派でした。空気を読むのが上手い小池さんらしい動きです。
原発問題は、自民党は原発は活用する派で、希望の党は原発ゼロを言っています。
予想議席数と前回の選挙の結果
2014年に行われた衆議院議員選挙から見ていきます。
- 自由民主党 291
- 公明党 35
- 民主党 73
- 維新の党 41
- 日本共産党 21
- その他 14
前回までは、衆院の議席は、475でした。自民党と公明党が与党ですので、圧勝で過半数越えしていました。
日本共産党の議席が急伸したことも驚きでした。ちなみにアメリカでは共産党は非合法です。
予想議席数
2017年の衆議院議員選挙選挙から、衆院の議席が465となります。法案を通すために、自民党は過半数を取らなければいけません。過半数は233なので、この「233」という数字がキーポイントになります。
憲法改正に賛成派の自民、維新、希望の党だけで、3分の2以上の議席は取れるのではないかと考えられます。民進党の解体で、民進党支持者が、保守政党に流れるか、それとも保守政党に流れるかも選挙結果に強く結びつきそうです。
安倍さんは、最悪の結果でも保守政党だけで過半数を超えたいはずです。
予想議席数(10/6 時点)
あくまで予想ですが、
- 自由民主党 260
- 公明党 30
- 希望の党 70
- 立憲民主党 10
- 維新の党 50
- 日本共産党 30
- その他 15
ぐらいになるのではないでしょうか。自民党と公明党は支持者が多いですので、前回からの結果とあまり変わらないはずですが、前回の選挙より反自民党の有権者も増えたはずです。
希望の党は、旧民進党からごっそり議席を取っていくと予想します。立憲民主党はもしかしたら、一桁の議席もあると思っていましたが、ここにきて、希望の党に対するマスコミのあたりが強くなり、リベラル左派の票の入れ先が、立憲民主党と共産党ぐらいしかないので、30 - 50の議席を取れる可能性が出てきました。(2017/10/12)
維新の党は、野党でありながら、自民党のすべての政策に反対するのではなく、いいものはいい、悪いものは悪いという姿勢があり、自民党が好きではい保守政党支持の票が入ると思います。維新は、反対するときは、いつも代替案を出しているので好感を持った人が多いのではないでしょうか。
共産党の議席も増えるのではないかと思います。あまりに日本が右寄りに向かっていると感じている人もいるはずなので、SEALDs が好きだった人達は票を入れるのではないでしょうか。
無所属と社民党の方々は、予想しずらかったので、ほぼそのままとします。
予想議席数(10/15 時点)
希望の党へのマスコミの対応が明らかに変わってきました。
あくまで予想ですが、
- 自由民主党 270 - 300
- 公明党 30
- 希望の党 30 - 50
- 立憲民主党 30 - 50
- 維新の党 15
- 日本共産党 20
- その他 15
テレビや新聞などの大手マスコミが希望の党への批判を日に日に強めています。憲法改正に賛成であることと、左派的な考えを持った民進党議員を切り捨てたことが原因です。小池百合子都知事は、開票日は公務でフランスにいるそうです。ちょっと逃げた形になりそうです。
立憲民主党は、共産党まで左翼的な考えはないが、左派的な考えを持った人の票が集まりそうです。そのせいで、共産党の議席は減りそうです。
維新の党は、大阪では絶大な人気を誇りますが、関東での人気がイマイチといっていいでしょう。政策に反対する時には代替案を出している維新の党は野党として大事だと思うのですが、議席をもう少し伸ばせるか頑張りどころです。
自民党は、民主党が悪化させた景気を回復させ、就職率、求人倍率の上昇など若い人たちから支持を受ける結果を出してきたことが評価されているようです。あれだけ、反安倍、反自民の報道をしてきた、新聞・テレビですが、もし自民党が300議席を取るようなことがあれば、大手メディアの完全敗北かもしれません。若い世代はテレビも新聞もあまり参考にせず、しがらみの少ないインターネットから情報を取ることができるので、マスコミの報道があまり影響を受けなかったと見られています。
選挙前日までに何かしらのスキャンダルが出れば、また状況は変わってくると思いますので、注意してみていきたいですね。自民党は300議席近くも取れると報道され、油断すれば、足元をすくわれる可能性も大いにあります。
希望の党の予想議席
おそらく、前回民主党に票を入れた多くの有権者は、希望の党に流れます。左派政党に流れる人も多いとは思いますが、希望の党は、前回民主党が73 とった議席の半分以上は獲得できるのではないでしょうか。そして、自民党に票を入れた保守政党支持派の中で、反安倍総理の人達も、希望の党に票を入れると思われます。
50-100 近い議席を取ると思います。
ただし、今まで小池百合子を応援していたテレビメディアが、ここに来て反小池、反希望の党になってきたことはマイナスに働くかもしれません。選挙日までに候補者や希望の党の関係者の不祥事が明るみになると、大分票を減らすこともあります。(マスコミは憲法改正に反対なので、小池さんは反感を買いだしたのかもしれません。)
もし100議席以上とることになれば、自民党と連立与党を組み、次回の選挙で小池百合子内閣総理大臣を目指すことになると思います。メディアへの露出や活用が上手い小池さんの動きと、策士である安倍総理の動きには注目していきたいです。
2017年10月11日現在で、希望の党の新人の方々の選挙の準備が、他の政党の方々と比べて整っていないので、小選挙区では勝つのは難しいかもしれません。比例では、小池さんの人気が反映されるので、当選される方も多いと思います。
2017年10月15日時点では、マスコミの批判もあり、30 - 50 ぐらいの議席になりそうです。
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結果速報
2017/10:22 21:00 時点
- 自由民主党 199
- 公明党 23
- 希望の党 27
- 立憲民主党 33
- 維新の党 5
- 日本共産党 6
- その他 16
- 残り 155
立憲民主党の頑張りが目立っています。
2017/10:23 00:30 時点
- 自由民主党 259
- 公明党 28
- 希望の党 40
- 立憲民主党 47
- 維新の党 7
- 日本共産党 9
- その他 25
- 残り 49
自民党だけで過半数を超えました。
2017/10:23 06:30 時点
- 自由民主党 283
- 公明党 29
- 希望の党 49
- 立憲民主党 54
- 維新の党 10
- 日本共産党 12
- その他 24
- 残り 4
自民公明で2/3 以上の議席を獲得しました。憲法改正にが進むかもしれませんね。
2017/10:23 最終結果
- 自由民主党 284
- 公明党 29
- 希望の党 50
- 立憲民主党 55
- 維新の党 11
- 日本共産党 12
- その他 24
自民党と公明党で3/2 以上の議席を獲得しました。また、憲法改正に賛成である維新、希望の党もあわせると、国民の意見としては憲法改正に向かっているといえます。憲法改正の内容についてはどの党も完全一致しているわけではないので、これから議論が深まってくると思います。北朝鮮の現状が選挙結果に反映されましたが、北朝鮮有事の際には憲法改正は間に合わないといわれています。今後の与党の動きに注目したいです。
希望の党は、都知事選とは逆で終盤失速しました。反安倍総理であるメディアは、立憲民主党の票が伸びたと言っていますが、与党でここまで議席を取った自民党の大勝利です。共産党の左よりの票が立憲に流れたという見方もあり、野党の頑張りが足りなかったともいえるでしょう。
支持率の推移・考察
JX通信社が10月7日、8日で行った衆院選情勢調査によると、比例東京ブロックの投票先を聞いた結果がミュースになっていました。2017年9月30日~10月1日で行った同様の調査から推移が面白い結果になっています。
2017年9月30日~10月1日 の調査結果
- 自由民主党: 28%
- 希望の党: 29%
- 共産党: 10%
- 公明党: 5%
- 未定・不明: 23%
10月3日にたちあがった立憲民主党は調査対象外です。
小池百合子都知事が衆議院議員選挙に出馬をするという噂もあった時期です。政権与党の自民党よりも支持率が高く、民進党に失望した方々と、自民党に飽きてきた方々からの支持を得ていたといってもいいと思います。
2017年10月7日~10月8日 の調査結果
- 自由民主党: 29% (前回比 + 1)
- 希望の党: 18% (前回比 - 11)
- 立憲民主党: 18%
- 共産党: 7% (前回比 - 3)
- 公明党: 6% (前回比 + 1)
- 未定・不明: 19% (前回比 - 4)
自民党、公明党は不動です。
自民党に関しては、若い人達からの票も集められそうだと予想されています。民進党が森友・加計と騒げば騒ぐほど、若者が民進党からは離れていき、既得権益と戦った自民党が明らかになりました。インターネットからも情報を取っている若者世代は、テレビメディアの反安倍報道に辟易していたのかもしれませんね。また、自民党は、民進党が悪化させた経済を再建することに成功し、株価、就職率(若者には一番インパクトが大きい)、求人倍率の上昇を結果として残したので、支持は硬いものになったと予想されます。
驚きは希望の党が前回の調査より11ポイントも落としているところと、そして立憲民主党の大健闘ではないでしょうか。東京は昔から左派的な党が強いことを差し引いても、立憲民進党は議席を伸ばすかもしれません。
希望の党は憲法改正賛成といっていますので、左派的なテレビメディアからは、マイナスなことを結構言われていてイメージダウンした結果だと思われます。
立憲民主党は、本来は民進党に入れようと思っていた人達と、リベラル左派的な政党がなく投票先に困っていた人達からの票が得られそうであるということがわかりました。
選挙結果がますます楽しみになってきましたね。
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最後に
自民党が今の強い政権を維持できるのか注目しています。結果によっては、小池さんの希望の党と協力することも考えられます。
安全保障と憲法改正を考えると、2017年の衆議院議員選挙は、歴史に残る大事な選挙になりますので、有権者の選択が大事になります。選挙に行って、自分も当事者になるようにしたいですね。